2012年12月2日日曜日

復興のその先にあるハウジング 報告


先日に紹介させて頂いた、復興のその先にあるハウジング〜シェアある暮らしの創造へ〜
というフォーラムで、いこっとサポットの会の田口さんが講演をしてきました。

以下は毎日新聞に取り上げられたシンポジウムについての記事です。


東日本大震災:住民発の構想を行政に 復興住宅考えるシンポ--仙台・あすと長町仮設 /宮城



仙台市太白区のあすと長町仮設住宅で18日、復興住宅(災害公営住宅)のあり方を考えるシンポジウム「復興のその先にあるハウジング~シェアある暮らしの創造へ~」が開かれた。同仮設住宅の住民は、復興住宅への移転後も仮設住宅で醸成されたコミュニティーを維持しようと、自分たちで復興住宅の構想を練る取り組みを続けており、参加者は「住民発のアイデアを行政につないでいく仕組みが必要」などと訴えた。
 同仮設住宅の住民でつくる「あすと長町仮設住宅コミュニティ構築を考える会」などが主催し、市民ら約40人が参加した。
 シンポジウムでは、集合住宅入居者の居場所づくりに取り組む住民らが、共同で農園を営む横浜市の「さくらガーデン」や、障害者と健常者が共に暮らす東京都の「ぱれっとの家いこっと」などを紹介した。
 パネルディスカッションもあり、登壇した愛知産業大大学院造形学研究科の延藤安弘教授は「行政任せにすると、モノや金のことばかり考えた復興住宅になってしまう。住民主導で人ありきの住宅を考えるべきだ」と指摘した。【金森崇之】
11月19日朝刊
いこっとは立ち上げの段階から、ぱれっとに関わるボランティアがプロジェクトの中心メンバーとして音頭を取りつくりあげてきた。そのプロセスは、復興住宅から本設住宅に移行する際に、どのように住民の参加を促すかということを考える際に、注目をされているとのことです。
特に、障害をもった方や、病気持ちの方などは、何かを決定していくプロセスに参加しにくいという現状はあるかと思う。どのように多様な人が関わり、合意形成をしていく場をつくっていくかは、非常に大切になってくるのではないだろうか。
今後も、いこっとが東北復興と関わる接点を探り、そこから新たな視点を発見していくことができればと思います。

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